開発日誌

BONIQ代表インタビュー【前編】 いかに価値を感じてもらえるか。BONIQがこだわり続ける「ものづくり」の姿勢

BONIQ代表インタビュー【前編】 いかに価値を感じてもらえるか。BONIQがこだわり続ける「...

なぜ「低温調理器」を作り続けているのか、そのこだわりや「ものづくり」への想いなど、BONIQが考えていることをみなさまにお伝えしたいと思い、代表・羽田和広へのインタビューをお願いしました。 ※前編・後編に分けてお伝えしていきます。  食に興味がなかったからこそ「低温調理器」に惹かれた - 「低温調理器」とはどのようにして出会ったのですか? 最初の出会いは、商品発掘をしにドイツの展示会を訪れたときですね。当時、ヨーロッパで家庭用の低温調理器が流行っていて、そこで「低温調理器」というものを初めて見ました。色々会社のブースに置いてあったので「なんだろう」と気になって、サンプルとして買ってみたのが始まりです。実際に家で試してみたらとても美味しかったんです。日本で美味しいお肉といったら、和牛とか脂たっぷりのお肉だったので、当時自分はあまり肉を食べていなかったんですよ。でも、低温調理器で作ったお肉を食べてみたらすごく美味しくて驚きました。「自分でこんなに簡単に美味しくできるなら素晴らしい!」と思い、そこから低温調理について勉強してみることにしたんです。 - 元々食への興味が強かったのですか? いえ、実は食に興味があったわけではないんです。どちらかというと疎かにしていましたね。でも、逆に料理好きな人だったら、低温調理器がなくても時間をかけさえすれば美味しい料理が作れてしまうので、普段まったく料理をしない自分だったから惹かれたのかもしれません。また、年齢も35歳を過ぎてお腹も出てきた事実を認識し始めたので、そろそろ健康の為の食事を意識しなければと思っていたタイミングでした。 「いかに価値を感じてもらえるか」ものづくりをする上で大切にしていること - 専門メーカーとして低温調理器を作り続けているのはBONIQだけですよね。その点が既に他社と違うとは思うのですが、他に羽田さん自身が感じられている違いはありますか? そうですね。そもそも会社の利益をあげるための「ビジネスの商材」という認識でやっていないところでしょうか。低温調理器をいかに広めていくかを常に考えています。低温調理器が広まることによって、自分がそうだった様に新しい食習慣を人々に提案できる。それを日々とても強く感じています。なぜこれを使うべきなのか、使ったらどういうメリットがその人にあるのか、そういったことを言語化してコンテンツにしていくことが大切だと思っています。 - 販売したあとの呼びかけも大切にされているんですね。 正直、工場にお金さえ支払えば誰でも大概のものは作れてしまう時代です。仮に特許で守られていたとしても、似たようなものはいくらでも作れてしまう中で競争するのが資本主義です。その世界観で仕事をするよりも、使ってくださるお客様側の考え方ひとつ、情報量ひとつで、低温調理器の解釈が変わると考えています。そこの価値を高めていくためにコンテンツを通してしっかり提案していく。こうやって使ってほしい。そうしたらこういうメリットがありますよ。と伝えていくことがより大切だと思っています。 - BONIQのブログでも「作り手の想い」「お客様への想い」がとても伝わってきますよね。良いものだからみんなに使ってほしい、という気持ちが溢れているように感じます。実際にディスプレイの表示や音へのこだわりだったり、そういった部分はユーザーのことを考えていないと辿り着かない部分かなとも思います。 そうですね。商品を広めていきたいと思ったとき、ものづくりって「二つの分岐点」があるんです。必要最低限でいかに安く作るかという選択肢と、できるだけお客様が使ったときに心地よく感じてもらえるように作るかという選択肢。単純に僕らはモノを作るのであれば、いかに安くよりは、いかに価値を感じてもらうかを工夫して追求した方がやっていても面白いし、受け取ってもらった人にも「買ってよかったです」と言ってもらえる確率が高くなると思っています。そういう概念で商品を作っているんですよね。それが低温調理器ではなく違うPRODUCTだったとしても、僕らのやることは一緒です。その商品(ハード)を高めるソフト面をしっかり提案して、ものづくりに対してもそのこだわりの部分をいかに表現していくかだと思っています。 ある原体験に学んだものづくりの姿勢。BONIQがこだわり続ける「行間」の部分 - 羽田さんがものづくりをしたいと思ったきっかけは何だったのでしょう? きっかけは iPhone なんです。iPhoneを初めて購入したとき、そしてそのこだわりに初めて触れたときに、まったく違う価値観でものづくりをしていると知って感動しました。それまでの携帯電話とは違い、iPhone は箱も美しくとても感動しました。上箱と下箱の収まり具合。気になって調べてみたらミリ単位でこだわって作っていることを知ったんです。箱を開けたときにも美しくなるようにと。その当時はその箱を作る機械もなかったそうですが、そこに投資して作るこだわりにも感動しました。 - だから他とは違うものが作れるんですね。 そうなんです。プロとアマチュアの違いは解像度の違いだと思っています。一センチ単位で話すか、ミリ単位で話すか。 -...

BONIQ代表インタビュー【前編】 いかに価値を感じてもらえるか。BONIQがこだわり続ける「...

なぜ「低温調理器」を作り続けているのか、そのこだわりや「ものづくり」への想いなど、BONIQが考えていることをみなさまにお伝えしたいと思い、代表・羽田和広へのインタビューをお願いしました。 ※前編・後編に分けてお伝えしていきます。  食に興味がなかったからこそ「低温調理器」に惹かれた - 「低温調理器」とはどのようにして出会ったのですか? 最初の出会いは、商品発掘をしにドイツの展示会を訪れたときですね。当時、ヨーロッパで家庭用の低温調理器が流行っていて、そこで「低温調理器」というものを初めて見ました。色々会社のブースに置いてあったので「なんだろう」と気になって、サンプルとして買ってみたのが始まりです。実際に家で試してみたらとても美味しかったんです。日本で美味しいお肉といったら、和牛とか脂たっぷりのお肉だったので、当時自分はあまり肉を食べていなかったんですよ。でも、低温調理器で作ったお肉を食べてみたらすごく美味しくて驚きました。「自分でこんなに簡単に美味しくできるなら素晴らしい!」と思い、そこから低温調理について勉強してみることにしたんです。 - 元々食への興味が強かったのですか? いえ、実は食に興味があったわけではないんです。どちらかというと疎かにしていましたね。でも、逆に料理好きな人だったら、低温調理器がなくても時間をかけさえすれば美味しい料理が作れてしまうので、普段まったく料理をしない自分だったから惹かれたのかもしれません。また、年齢も35歳を過ぎてお腹も出てきた事実を認識し始めたので、そろそろ健康の為の食事を意識しなければと思っていたタイミングでした。 「いかに価値を感じてもらえるか」ものづくりをする上で大切にしていること - 専門メーカーとして低温調理器を作り続けているのはBONIQだけですよね。その点が既に他社と違うとは思うのですが、他に羽田さん自身が感じられている違いはありますか? そうですね。そもそも会社の利益をあげるための「ビジネスの商材」という認識でやっていないところでしょうか。低温調理器をいかに広めていくかを常に考えています。低温調理器が広まることによって、自分がそうだった様に新しい食習慣を人々に提案できる。それを日々とても強く感じています。なぜこれを使うべきなのか、使ったらどういうメリットがその人にあるのか、そういったことを言語化してコンテンツにしていくことが大切だと思っています。 - 販売したあとの呼びかけも大切にされているんですね。 正直、工場にお金さえ支払えば誰でも大概のものは作れてしまう時代です。仮に特許で守られていたとしても、似たようなものはいくらでも作れてしまう中で競争するのが資本主義です。その世界観で仕事をするよりも、使ってくださるお客様側の考え方ひとつ、情報量ひとつで、低温調理器の解釈が変わると考えています。そこの価値を高めていくためにコンテンツを通してしっかり提案していく。こうやって使ってほしい。そうしたらこういうメリットがありますよ。と伝えていくことがより大切だと思っています。 - BONIQのブログでも「作り手の想い」「お客様への想い」がとても伝わってきますよね。良いものだからみんなに使ってほしい、という気持ちが溢れているように感じます。実際にディスプレイの表示や音へのこだわりだったり、そういった部分はユーザーのことを考えていないと辿り着かない部分かなとも思います。 そうですね。商品を広めていきたいと思ったとき、ものづくりって「二つの分岐点」があるんです。必要最低限でいかに安く作るかという選択肢と、できるだけお客様が使ったときに心地よく感じてもらえるように作るかという選択肢。単純に僕らはモノを作るのであれば、いかに安くよりは、いかに価値を感じてもらうかを工夫して追求した方がやっていても面白いし、受け取ってもらった人にも「買ってよかったです」と言ってもらえる確率が高くなると思っています。そういう概念で商品を作っているんですよね。それが低温調理器ではなく違うPRODUCTだったとしても、僕らのやることは一緒です。その商品(ハード)を高めるソフト面をしっかり提案して、ものづくりに対してもそのこだわりの部分をいかに表現していくかだと思っています。 ある原体験に学んだものづくりの姿勢。BONIQがこだわり続ける「行間」の部分 - 羽田さんがものづくりをしたいと思ったきっかけは何だったのでしょう? きっかけは iPhone なんです。iPhoneを初めて購入したとき、そしてそのこだわりに初めて触れたときに、まったく違う価値観でものづくりをしていると知って感動しました。それまでの携帯電話とは違い、iPhone は箱も美しくとても感動しました。上箱と下箱の収まり具合。気になって調べてみたらミリ単位でこだわって作っていることを知ったんです。箱を開けたときにも美しくなるようにと。その当時はその箱を作る機械もなかったそうですが、そこに投資して作るこだわりにも感動しました。 - だから他とは違うものが作れるんですね。 そうなんです。プロとアマチュアの違いは解像度の違いだと思っています。一センチ単位で話すか、ミリ単位で話すか。 -...

BONIQ代表インタビュー【後編】 目指しているのは「低温調理」ということすら考えない状態。良い食生活を当たり前にしていくために

BONIQ代表インタビュー【後編】 目指しているのは「低温調理」ということすら考えない状態。良...

なぜ「低温調理器」を作り続けているのか、そのこだわりや「ものづくり」への想いなど、BONIQが考えていることをみなさまにお伝えしたいと思い、代表・羽田和広へのインタビューをお願いしました。 ※前編の続き 「ありがとう」と言ってもらえることを仕事にしたい - 羽田さんのお話を伺い、ビジネスをする上で「儲かるからやる」のではなく、「この商品が広まっていくことでたくさんの人に喜んでもらいたい」という強い想いを感じました。こういった想いは初めからお持ちだったのでしょうか? 私自身、今まで様々な仕事をしてきて、成果やお金だけを結果として捉えていたときもありました。でも、そのときは仕事をしている時間がとてもつまらなかったんですよね。時間を売ってお金をもらう。それは苦しいなと思って。どこまで行っても「苦労して動く」と書く労働でしかない。それであれば「ありがとう」と言ってもらえることを仕事にしたい。そう思ったんです。仮にどれだけ会社を大きくしても自分の理解が及ぶ範囲は限られています。それなら、一つの事柄にとことんこだわって必要としてくれる人の為に価値を提供する。つまり誰かの為に「仕える事」と書く仕事の本質だと理解した事が大きな変化です。 - 「ありがとう」と言ってもらえることを仕事に… とても素敵ですね。今までで印象に残っている「ありがとう」はありますか? 癌で糖質制限をされている方のご家族からお電話をいただき、「糖質制限をしないといけない。でも、なるべく美味しいものを食べさせてあげたい。そんな中で低温調理器に出会って美味しい食事を作ってあげられています。ありがとう」そうお伝えいただいたときはとても嬉しかったですね。そこで「糖質制限」という言葉を初めて知り、すぐに調べました。そこから資格を取得したり、そういったコミュニティーに参加して皆さんの食生活を聞かせていただいたりしています。低温調理というものを勧めていくなかで、私自身お客様に色々な使い方を教えてもらい、それに興味が出たら自分も勉強したり実践したりしています。 - 羽田さんのその行動力や努力があっての「今」なのですね。 それが、努力にならなくなったんです。サラリーマンのときは簿記の資格があったら給料があがるかも。と思っていたりしました。そのためには「努力」をしないといけない。でも、単純に「糖質制限って何だろう?」っていう好奇心を掘り下げる。それは努力と感じないんですよね。そこですごく働き方が変わったなと思いました。こんなおもしろい働き方があるんだって。色々な人に会う理由ができる。「糖質制限」というキーワードでお医者さんとお会いしてみたり、今はミシュランレストランのシェフの方にお会いしたり。BONIQを中心にして色々な方々と仕事ができる様になって毎日がとても楽しいです。 低温調理日本一を決める「低温調理コンクール」への想い - 2022年8月には『第一回 低温調理コンクール』を開催されていますが、きっかけは何だったのでしょう? シェフの方々が「こんな便利なものがあるんだ」とBONIQを買ってくださっていたことを知ったのがきっかけでした。そして、低温調理という枠を広げようと考えたときに、彼らに広げていくことでマーケットがより広がっていくと感じましたね。料理人のなかでも星付きのシェフたちはものすごい高いレベルでやっている。彼らはもともと機械を使わずに低温調理をしていたんです。温度計をさして長年の経験値で火入れをしていた。今まで長年の経験でしかできなかったことが。数値化されたということが画期的なことだと知ることができたんです。そこが数値化されていなくて困っているという現実があることも今までは知らないじゃないですか。でも会話をしていくなかで「そういうことか」と。火入れが重要で、そこを経験値でやっていたから、それを一瞬で誰にでも均等なものにした「低温調理器」は画期的なものなんだなと知ることができました。 - 糖質制限のお話のときも感じましたが、行動されていく中でユーザーさんの使い方から様々なことを学び、羽田さんご自身も新しいことを知っていけるんですね。 そうそう、私のスタートは「お肉が美味しく食べられる。これならみんな喜んでくれるんじゃないか」だったのですが、そこから先は全部お客様が教えてくれたんです。糖質制限のお客様もそうですが、あるときは突然高齢のユーザー様からお電話をいただいて「お肉が大好きなんだけど歯が弱くなってから食べられなくて。でもこれなら食べられるようになったのよ」って喜んでくださったり。それもすごく嬉しかったですが、自分では想像すら出来ない喜びをお客様が教えてくれました。 - なぜ若手向きのコンクールを開催しようと思われたのですか? 人間は何かをキッカケにして変化することで成長できる。というのを私は人生のテーマとして掲げています。だからコンクールという形でやってみようと思ったんです。でも、お店のトップシェフはコンクールに出る時間もない。ましてや無名のコンクールには出てもくれないだろうなという前提がありました。それなら2番手3番手、ホープとして期待をかけているシェフの方に出てもらえる流れを作るほうが面白いよねという話になったんです。 - 賞品をお金ではなくパリへの留学にされていたこともそういった想いからだったんですね。 そうなんです。僕自身も若い時に留学したことで価値観が変わった経験があったので、留学はとても良い投資だと思っています。それならば短期間であってもそういう経験をしてもらえるコンクールにできたらすごくいいなと思ったんですよね。 - ものづくりもそうですが、コンクールも、人のためになるようなことがしたいというのがベースにあるんですね。 そうですね。でもそれは別に僕が善人というわけじゃないんですよ。自分が得したいと思ったときに、自分が一番先に得するように動くことが実は一番損をするという人生の原則を知ったからなんですよ。だから先にみんなに得してもらおうって。笑 前は自分がいかに得するかだけしか考えてなかったです。会社もお客様も喜ばないようなことをしていた時期もあります。でもそれだといつまでも自分も成長していかないんですよ。35歳くらいで気付いたんですけどね。笑...

BONIQ代表インタビュー【後編】 目指しているのは「低温調理」ということすら考えない状態。良...

なぜ「低温調理器」を作り続けているのか、そのこだわりや「ものづくり」への想いなど、BONIQが考えていることをみなさまにお伝えしたいと思い、代表・羽田和広へのインタビューをお願いしました。 ※前編の続き 「ありがとう」と言ってもらえることを仕事にしたい - 羽田さんのお話を伺い、ビジネスをする上で「儲かるからやる」のではなく、「この商品が広まっていくことでたくさんの人に喜んでもらいたい」という強い想いを感じました。こういった想いは初めからお持ちだったのでしょうか? 私自身、今まで様々な仕事をしてきて、成果やお金だけを結果として捉えていたときもありました。でも、そのときは仕事をしている時間がとてもつまらなかったんですよね。時間を売ってお金をもらう。それは苦しいなと思って。どこまで行っても「苦労して動く」と書く労働でしかない。それであれば「ありがとう」と言ってもらえることを仕事にしたい。そう思ったんです。仮にどれだけ会社を大きくしても自分の理解が及ぶ範囲は限られています。それなら、一つの事柄にとことんこだわって必要としてくれる人の為に価値を提供する。つまり誰かの為に「仕える事」と書く仕事の本質だと理解した事が大きな変化です。 - 「ありがとう」と言ってもらえることを仕事に… とても素敵ですね。今までで印象に残っている「ありがとう」はありますか? 癌で糖質制限をされている方のご家族からお電話をいただき、「糖質制限をしないといけない。でも、なるべく美味しいものを食べさせてあげたい。そんな中で低温調理器に出会って美味しい食事を作ってあげられています。ありがとう」そうお伝えいただいたときはとても嬉しかったですね。そこで「糖質制限」という言葉を初めて知り、すぐに調べました。そこから資格を取得したり、そういったコミュニティーに参加して皆さんの食生活を聞かせていただいたりしています。低温調理というものを勧めていくなかで、私自身お客様に色々な使い方を教えてもらい、それに興味が出たら自分も勉強したり実践したりしています。 - 羽田さんのその行動力や努力があっての「今」なのですね。 それが、努力にならなくなったんです。サラリーマンのときは簿記の資格があったら給料があがるかも。と思っていたりしました。そのためには「努力」をしないといけない。でも、単純に「糖質制限って何だろう?」っていう好奇心を掘り下げる。それは努力と感じないんですよね。そこですごく働き方が変わったなと思いました。こんなおもしろい働き方があるんだって。色々な人に会う理由ができる。「糖質制限」というキーワードでお医者さんとお会いしてみたり、今はミシュランレストランのシェフの方にお会いしたり。BONIQを中心にして色々な方々と仕事ができる様になって毎日がとても楽しいです。 低温調理日本一を決める「低温調理コンクール」への想い - 2022年8月には『第一回 低温調理コンクール』を開催されていますが、きっかけは何だったのでしょう? シェフの方々が「こんな便利なものがあるんだ」とBONIQを買ってくださっていたことを知ったのがきっかけでした。そして、低温調理という枠を広げようと考えたときに、彼らに広げていくことでマーケットがより広がっていくと感じましたね。料理人のなかでも星付きのシェフたちはものすごい高いレベルでやっている。彼らはもともと機械を使わずに低温調理をしていたんです。温度計をさして長年の経験値で火入れをしていた。今まで長年の経験でしかできなかったことが。数値化されたということが画期的なことだと知ることができたんです。そこが数値化されていなくて困っているという現実があることも今までは知らないじゃないですか。でも会話をしていくなかで「そういうことか」と。火入れが重要で、そこを経験値でやっていたから、それを一瞬で誰にでも均等なものにした「低温調理器」は画期的なものなんだなと知ることができました。 - 糖質制限のお話のときも感じましたが、行動されていく中でユーザーさんの使い方から様々なことを学び、羽田さんご自身も新しいことを知っていけるんですね。 そうそう、私のスタートは「お肉が美味しく食べられる。これならみんな喜んでくれるんじゃないか」だったのですが、そこから先は全部お客様が教えてくれたんです。糖質制限のお客様もそうですが、あるときは突然高齢のユーザー様からお電話をいただいて「お肉が大好きなんだけど歯が弱くなってから食べられなくて。でもこれなら食べられるようになったのよ」って喜んでくださったり。それもすごく嬉しかったですが、自分では想像すら出来ない喜びをお客様が教えてくれました。 - なぜ若手向きのコンクールを開催しようと思われたのですか? 人間は何かをキッカケにして変化することで成長できる。というのを私は人生のテーマとして掲げています。だからコンクールという形でやってみようと思ったんです。でも、お店のトップシェフはコンクールに出る時間もない。ましてや無名のコンクールには出てもくれないだろうなという前提がありました。それなら2番手3番手、ホープとして期待をかけているシェフの方に出てもらえる流れを作るほうが面白いよねという話になったんです。 - 賞品をお金ではなくパリへの留学にされていたこともそういった想いからだったんですね。 そうなんです。僕自身も若い時に留学したことで価値観が変わった経験があったので、留学はとても良い投資だと思っています。それならば短期間であってもそういう経験をしてもらえるコンクールにできたらすごくいいなと思ったんですよね。 - ものづくりもそうですが、コンクールも、人のためになるようなことがしたいというのがベースにあるんですね。 そうですね。でもそれは別に僕が善人というわけじゃないんですよ。自分が得したいと思ったときに、自分が一番先に得するように動くことが実は一番損をするという人生の原則を知ったからなんですよ。だから先にみんなに得してもらおうって。笑 前は自分がいかに得するかだけしか考えてなかったです。会社もお客様も喜ばないようなことをしていた時期もあります。でもそれだといつまでも自分も成長していかないんですよ。35歳くらいで気付いたんですけどね。笑...

低温調理とは?

低温調理とは?

「食」は人生最良の投資 そんな価値観・食習慣を持つあなたにとって、BONIQは最高のパートナーになります。効率的かつ美味しく、栄養価の高い食事を手間もスキルも必要無く用意できるのがBONIQ最大の魅力です。 BONIQはタンパク質を科学的に美味しく食べる健康調理器具として、食意識の高い10万人を超えるユーザー様にご愛用頂いております。 もしあなたが人生に目的を持ち、その目的達成のために「食のマネジメント」が必要でしたらBONIQはあなたのお役に立てると確信します。 簡単3ステップで安価な赤身のブロック肉やパサつきがちな鶏胸肉を、あなたの想像する【理想の肉】へと調理する新感覚の画期的調理器具。 放ったらかしでも、誰がやってもこのローストポークの様な絶妙な仕上がりを科学的に可能にするのがこの調理器の実力です。 自宅の食事がいつでも完璧な仕上がりになります。 美味しいお肉の状態 タンパク質に熱を加えると50℃辺りから変化を起こし、70℃を超える辺りには固く縮んでほとんどの肉汁を失ってしまいます。科学的に言えば、55℃〜58℃辺りがもっとも柔らかくなります。この温度帯を意図的に狙う事が「低温調理」なのです。 旨味を逃さない方法 各温度帯で調理した際に流出した肉汁量の比較画像です。この流出した肉汁にこそ、食べた時の旨味や栄養分、ジューシーさが含まれています。肉汁が流出しない温度で調理をするから旨味も残ったままで噛めば噛むほど美味しさが溢れてきます。 端から端まで全部ミディアムレア 低温調理は、端から端まで全く同じ焼き具合なのに対し、フライパンやオーブン等の調理は200℃以上の高温で火入れを行います。物理的現象として、中心から表面に向かって焼き具合が徐々に変化します。これにより、固い歯触りや食感はもとより、肉汁の流出や身の収縮が発生してしまいます。 だから【絶対温度】で火入れをする 誰でも簡単に狙った温度で調理をするにはどうれば良いでしょうか?270℃に熱せられたフライパンを使って、58℃の焼き加減でお肉を調理するのは不可能です。家庭でステーキを焼いても美味しく出来上がらないのがその理由です。空気を抜いて湯煎をする事で、熱が減衰する事なく設定した温度で全体を包む様にムラなく調理する事が出来ます。それをBONIQでは、【絶対温度の火入れ】と呼んでいます。料理は科学と言われる様に、食材によって科学的に美味しい温度が決まっているので、絶対温度で火入れするのが一番美味しくなるのです。たった数度の違いで大きく違うのが料理なのです。そして、それをボタン一つで可能にするのがBONIQなのです! 簡単3ステップ調理 【STEP1】 お好みの調味料で下味を付けて、耐熱袋に入れる。 【STEP2】 温度と時間を設定し、タイマーが鳴ったら食材を入れて、ほったらかし調理スタート! 【STEP3】 香ばしさが出る程度に表面に焼き目を入れたら完成!! 完成 いつでも何度でも簡単に放ったらかしで絶妙の焼き加減です。 あとは美味しくいただくだけ。 なんでも作れる優れモノ 王道の肉から魚、野菜、きのこ、たまご、豆・豆腐、お米・パン、発酵食品、スイーツ、ドリンクと、素材に応じた適正な加熱温度によって全ての料理がレベルアップします。 BONIQ 公式低温調理レシピサイトには1,000以上の低温調理レシピ、低温調理ハウツーが公開されています。 BONIQ...

低温調理とは?

「食」は人生最良の投資 そんな価値観・食習慣を持つあなたにとって、BONIQは最高のパートナーになります。効率的かつ美味しく、栄養価の高い食事を手間もスキルも必要無く用意できるのがBONIQ最大の魅力です。 BONIQはタンパク質を科学的に美味しく食べる健康調理器具として、食意識の高い10万人を超えるユーザー様にご愛用頂いております。 もしあなたが人生に目的を持ち、その目的達成のために「食のマネジメント」が必要でしたらBONIQはあなたのお役に立てると確信します。 簡単3ステップで安価な赤身のブロック肉やパサつきがちな鶏胸肉を、あなたの想像する【理想の肉】へと調理する新感覚の画期的調理器具。 放ったらかしでも、誰がやってもこのローストポークの様な絶妙な仕上がりを科学的に可能にするのがこの調理器の実力です。 自宅の食事がいつでも完璧な仕上がりになります。 美味しいお肉の状態 タンパク質に熱を加えると50℃辺りから変化を起こし、70℃を超える辺りには固く縮んでほとんどの肉汁を失ってしまいます。科学的に言えば、55℃〜58℃辺りがもっとも柔らかくなります。この温度帯を意図的に狙う事が「低温調理」なのです。 旨味を逃さない方法 各温度帯で調理した際に流出した肉汁量の比較画像です。この流出した肉汁にこそ、食べた時の旨味や栄養分、ジューシーさが含まれています。肉汁が流出しない温度で調理をするから旨味も残ったままで噛めば噛むほど美味しさが溢れてきます。 端から端まで全部ミディアムレア 低温調理は、端から端まで全く同じ焼き具合なのに対し、フライパンやオーブン等の調理は200℃以上の高温で火入れを行います。物理的現象として、中心から表面に向かって焼き具合が徐々に変化します。これにより、固い歯触りや食感はもとより、肉汁の流出や身の収縮が発生してしまいます。 だから【絶対温度】で火入れをする 誰でも簡単に狙った温度で調理をするにはどうれば良いでしょうか?270℃に熱せられたフライパンを使って、58℃の焼き加減でお肉を調理するのは不可能です。家庭でステーキを焼いても美味しく出来上がらないのがその理由です。空気を抜いて湯煎をする事で、熱が減衰する事なく設定した温度で全体を包む様にムラなく調理する事が出来ます。それをBONIQでは、【絶対温度の火入れ】と呼んでいます。料理は科学と言われる様に、食材によって科学的に美味しい温度が決まっているので、絶対温度で火入れするのが一番美味しくなるのです。たった数度の違いで大きく違うのが料理なのです。そして、それをボタン一つで可能にするのがBONIQなのです! 簡単3ステップ調理 【STEP1】 お好みの調味料で下味を付けて、耐熱袋に入れる。 【STEP2】 温度と時間を設定し、タイマーが鳴ったら食材を入れて、ほったらかし調理スタート! 【STEP3】 香ばしさが出る程度に表面に焼き目を入れたら完成!! 完成 いつでも何度でも簡単に放ったらかしで絶妙の焼き加減です。 あとは美味しくいただくだけ。 なんでも作れる優れモノ 王道の肉から魚、野菜、きのこ、たまご、豆・豆腐、お米・パン、発酵食品、スイーツ、ドリンクと、素材に応じた適正な加熱温度によって全ての料理がレベルアップします。 BONIQ 公式低温調理レシピサイトには1,000以上の低温調理レシピ、低温調理ハウツーが公開されています。 BONIQ...